桶屋大賞に8月静岡県内の風

 全国の桶屋職人が投票で選ぶ2016年の「桶屋大賞」に、昨年8月21日に静岡県内で吹いた南南東の風を選んだ。南南東の風の受賞は2002年に続き14年ぶり3回目。静岡県内の風の受賞はこれが初めてだ。

 この風は静岡市の南約200キロの太平洋上に生じた高気圧の影響で県内の広い地域で吹いたもの。3日間にわたって雨を降らせた雲を長野県内に押しやり、3〜4メートルの程よい風速で、県内の家庭にたまっていた汚れ物の洗濯を促したことが高く評価された。

 桶屋大賞は「桶が売れない時代、桶を最も知る立場にいる桶職人の危機感から発案された賞」(実行委)で、過去の受賞者リストには視覚障害者、三味線、猫、ねずみなどが名を連ねる。

 ただ、風向きや風速と桶の売上高の間の相関関係は日本気象協会と日本公認会計士協会の共同調査からすでに完全否定されており、今回の賞の選考結果の妥当性を疑問視する声も出ている。

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