「文系」削減、文科省が率先

 国公立大学・大学院に対して文系課程の見直しを求めている文部科学省は、「文無科学省」への改称を盛り込んだ文部科学省設置法改正案をまとめた。教育行政の最高機関が模範を示し、大学・大学院に積極的な取り組みを促すのが狙いだ。

 新名称には「文系には関知しないが科学を司る省庁」との意味が込められた。読み方の「もんぶかがくしょう」、略称の「文科省」は従来と同じ。文科省の外局である文化庁についても、文系と距離を置く姿勢を鮮明にするため「文寡庁」に改称する方向で検討を進めている。

 文科省幹部は「文」が日本の教育水準に悪影響を及ぼすのを防ぐためには、小中学校や高校の教科書についても見直しが必要と指摘。次の歴史教科書の検定のさいには初代総理大臣の名前の表記を「伊藤博文」ではなく、一時名乗っていた「伊藤俊輔」で統一するよう出版各社に働きかける方針だ。

 このほか文科省幹部は、国立の東京大学、東京医科歯科大学、お茶の水女子大学、私立の中央大学、東洋大学など多くが東京都文京区にキャンパスを置いていることが、日本の大学教育のレベルの底上げを妨げていると見ており、文京区役所に対して近く「亠乂京区」への改称を打診するとみられる。

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