組体操、安全対策を徹底

 大阪府教育委員会は、組体操が原因で小中学生がけがをしているのを重く見て、事故再発防止策を発表した。各学校に遵守を徹底して、安全な運動会を目指すとしている。

 組体操の危険性はかねてから指摘されているが、大阪府八尾市の中学校では27日、10段のピラミッドが途中で崩れ、腕を骨折した1人を含む6人が重軽傷を負った。専門家らは、リスクを軽視して組体操を強行した学校の姿勢を批判する。

 大阪府教育委員会が発表した事故再発防止策によれば、ピラミッドは段数に関わらず一律に禁止するが、ピラミッドのそばで生徒が一人だけ頭を起こし、両手を前に伸ばして、両膝を曲げて腹ばいになる「スフィンクス」は許可する。多くの学校が組体操を継続する理由に挙げていた「学校の伝統」はこれによって姿を変えながらも守られることになる。

 新たな演目として、生徒が縦横数列ずつで直立状態で並ぶ「カルナック神殿大列柱室」、生徒4人が空気椅子状態で横に並ぶ「アブシンベル大神殿」、学校付近の小川の流れを生徒たちが体でせき止める「アスワンハイダム」などを推奨する。実現すれば組体操の世界に新鮮な風が吹き込みそうだ。

 こうした演目について、在日エジプト大使館の広報部では「そもそも組体操がエジプトにはないので、よくわからない」とコメントしている。

カテゴリー: スポーツ パーマリンク