兵役逃れ専用醤油を試作

 調味料メーカーの南茨城食品工業が、「兵役逃れ専用醤油」の試作品を発表した。一般的な醤油よりも濃度が大幅に高く、600ミリリットル飲めば通常の醤油を1.8リットル飲んだのと同じ効果が現れるという。海外の武器見本市に出展することも検討している。

 コンビニ弁当用小袋入り醤油・マヨネーズの国内最大手である南茨城食品では、これまでにさまざまな「変わり醤油」を開発してきた。「卵かけご飯専用醤油」「うに専用醤油」「ぎょうざ専用醤油」などヒット商品も少なくない。

 同社のお客様相談室によく寄せられるのが、兵役逃れに使える醤油についての質問。一度に1升(1.8リットル)以上の醤油を摂取すれば数日間にわたり肝炎に似た症状になり、徴兵検査で不合格になることが大正時代から広く知られているが、大量の醤油を飲み干すのは至難の技。「すっきり飲めるのど越し重視の醤油はないか」といった問い合わせが増えていた。

 このため南茨城食品では一般的な醤油を煮詰めて濃さを3倍に高めた兵役逃れ専用の醤油を開発。600ミリリットル入りのペットボトル1本分を飲めば顔色が著しく悪化することも実験で確かめた。味を調整してのど越しも改良。徴兵検査の終了後2〜3日経過すれば醤油の成分は体外に排出され、健康状態を回復できるという。量産化の時期は未定。国会での安保法制の進み具合や尖閣諸島周辺での中国船舶の出没頻度をみて慎重に判断したいとしている。

 南茨城食品の社長にはがさつを絵にかいたような一人娘がおり、前途有望な複数の若手男性社員との間で縁談が持ち上がったが、お見合い予定日のたびに男性社員が兵役逃れ専用醤油を飲み干すことで事なきを得た。日本で徴兵制が復活するかどうかは不透明な状況だが、醤油の効果は早くも実証されたかたちだ。

カテゴリー: パーマリンク