ジェネリック医薬品、普及はテレビに学べ

 厚生労働省はジェネリック(後発)医薬品の使用推進と医療費削減を目的に近く、テレビ局の社長を呼んでジェネリック化のノウハウについて教えを請うことを決めた。テレビ業界の先進的な取り組みが薬品業界に通用するかが注目される。

 製薬会社が開発した新薬については原則20年の特許期間が設けられているが、この期間を過ぎれば他のメーカーも同じ成分、薬効を持つジェネリック医薬品を製造・販売することが可能。ジェネリックはオリジナルの先薬に比べ大幅に安いが、日本ではジェネリックの比率が他の先進諸国に比べて高く、これが医療費膨張の一因になっている。厚生労働省は約10年前からジェネリックの使用を奨励しているものの、一般の患者が抱く「類似品」との印象が、普及の妨げになっている。

 この分野で目覚ましい成果を挙げているのがテレビ業界。あるテレビ局が新機軸の番組で高視聴率を稼いだ直後に、同じような内容、同じ属性の出演者、紛らわしいタイトルで追随することが常識となっている。北里大学が今年春、「世界の村で発見!こんなところに日本人」「世界の日本人妻は見た!」「世界ナゼそこに?日本人 〜知られざる波瀾万丈伝〜」の放送直後、それぞれの番組の視聴者にタイトルを尋ねたところ、正答率は13%だった。「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」「YOUは何しに日本へ?」といった誤答も目立ち、視聴者が番組を大まかなグループで認識している事実が浮き彫りになった。

 厚労省の幹部は「私が好きなのは最初に独自のスタイルを確立した『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』だが、『路線バスで寄り道の旅』、『タカトシ温水の路線バスの旅』、『のんびりゆったり路線バスの旅』、『日本の旬を行く路線バスの旅』、そして『スギちゃんと行くぜ~~!ローカルアイドルバスの旅』までも全部チェックしている」と語り、ジェネリック各社に奮起を求めている。

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