世界初「二重」をあごからまぶたに移植

順天堂大学医学部の研究者チームは、世界で初めて二重あごのラインを除去し、これを同じ患者の両方のまぶたに移植することに成功した。9日発売の医学専門誌「ランセット」最新号で発表した。

恩田克之教授の率いる研究者チームは、体重80キロ台、一重まぶたの男性患者に全身麻酔を施し、外科手術で二重あごのラインを除去。このうち5センチずつを左右の上まぶたに植え込んだ。麻酔から覚めた患者はあごの印象がスリムになり、目もとの美観も大幅に改善したという。

これまでの二重まぶた手術は人工的な手段でラインを刻んでおり、仕上がりが不自然との指摘があった。「あごからまぶたへの自家移植は見た目が自然であるのに加え、拒絶反応の心配もない」と、恩田教授は新しい治療法の利点を強調する。

順天堂大学には、この手術を受けたいと希望する三重あご、四重あごの人が多数押しかけており、恩田教授は「移植先は左右のまぶただけで、あごのラインが長すぎる人は他の方法を選んでほしい。だいたい安易に外科手術に頼る怠惰な性格が…」などと語るが、その眉間に寄ったしわの移植に向けた研究も順調に進んでいるという。

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