花柳社中、専属ボーカリストを募集

有力パフォーマーグループの花柳社中が、創立以来初めて専属ボーカリストを募集する。演歌歌手の背後から舞台の最前面に躍り出るきっかけとなりそうだ。

花柳社中は昭和50年代まで、スクールメイツとともに二大歌謡番組バックダンサー勢力を形成していた。アイドル歌手を背後から支えるスクールメイツに対して、花柳社中は演歌歌手を、大勢のパフォーマーの優美な踊りや華やかな衣装で盛り上げてきた。

ところが、平成に入ったころから人気は徐々に下火に。J-POP全盛時代となり、演歌が勢いを失ったことに加えて、ボーカルを内部に囲い込んだ新しいタイプのグループの隆盛が影響した。「Exileに提携を打診したことがあるが、『パフォーマーは間に合っている』と拒絶された」と、関係者は証言する。

今後もボーカル内製化の流れは変わらないとみられることから、花柳社中ではパフォーマー専業の歴史に終止符を打つことを決めた。来年から全国規模で展開するオーディション・キャラバンで、ボーカリストを1~2人選出し、メンバーに加える方針だ。

オーディションの対象は演歌歌手に限定せず、J-POP、ヒップホップ、ハードロックなどを得意とするボーカリストの応募も歓迎している。「音楽のジャンルは問わない。和服にチョンマゲの似合う人はどしどし応募してほしい」と関係者は話す。

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