カフェで流れるジャズピアノで偽装した地下カジノを摘発

警視庁新宿署は9日深夜、新宿3丁目の雑居ビル内で営まれていた地下カジノを摘発し、従業員と客など43人を賭博容疑で逮捕した。いずれも容疑を否認している。

この地下カジノは、店内を白を基調とする北欧系のシンプルモダンな雰囲気で統一していたほか、壁には調湿機能があるとされる珪藻土を塗り、健康にも配慮していた。店の中央には木目を生かした無垢一枚板の大型テーブルが置かれているが、捜査関係者によれば、この上でサイコロや花札を使った賭博が連夜開帳されていたという。

サイコロ振りの壷には北欧から輸入したおしゃれな木製タンブラー、壷振り役の体に巻くさらしには無着色のオーガニックコットンを用いるなと、入念な偽装工作も行われていた。

地下カジノの実質的な経営者とみられる男は警察の調べに対し、「店内のBGMを『カフェで流れるジャズピアノ』で統一しており、地下カジノにはあたらない」と主張している模様だが、新宿署では曲のなかに映画「スティング」「カイジ」「ゴッドギャンブラー」「唐獅子牡丹」のテーマをアレンジしたものが含まれていたことを足がかりに、男を厳しく追及し自供に追い込む考えだ。

近所に住む男性は「おしゃれな若い男女が出入りしていたのをよく見かけた。『最近ホットヨガにはまっている』『村上春樹の世界観に共感する』などと話していたので、何かあるとは思っていたのだが……」と話す。

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