ソニー、パナなど、55インチ級スマホの開発本格化

日本の家電メーカー各社が、55インチ級スマートフォンの開発を本格化させた。得意とする大型液晶技術を生かして、スマホ市場で水を開けられたアップルに追いつくのが狙いだ。

「液晶自体については、技術的な課題はほぼクリアーした」と自信を見せるのは、ソニーの山本亨夫シニアエンジニア。「テレビを大型化してきたのは我々日本のメーカー。スマホ市場でも1970~80年代の経験を活かしたい」

スマホ市場は5インチが上限と言われる。この分野をリードする米アップルは大型化に比較的慎重だったが、最近5.5型の新機種を発表。これを受けてアンドロイド勢も巻き込んだ大型化競争が激化するとの観測もある。

ただ、5インチ超のスマホは携帯が不便という欠点を抱える。現在、市販されているポロシャツ、ワイシャツ、ジャケットの胸ポケットに入れるスマホは5.5インチが限界で、カメラマンが着用するベストでも7インチ、振袖の和服でも18インチが精いっぱいだ。このため、液晶、電池、駆動部品の開発以上にポケットの大型化がスマホ大型化の成否を左右することになる。

ソニー、富士通、東芝などはそれぞれユニクロ、洋服の青山、しまむらと協力して、55インチ級の液晶画面がスムーズに出し入れできるポケットの開発を進めている。一方、ポケットへの収納に早々と見切りを付けたのがパナソニック。背中の大型荷物に慣れた国民性に注目し、ネパールの山岳地帯で55インチ液晶を搭載したスマホを近く先行発売する計画だ。

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